- 「IBパートナーってアフィリエイトと何が違うの?」
- 「IB報酬ってどうやって発生するの?」
- 「副業としてIBを始めたいけど、違法性や税金が心配…」
そんな疑問や不安を抱えていませんか?
海外FX業者と提携して報酬を得られる「IBパートナー制度」は、うまく活用すればストック型の副収入源になる仕組みです。しかし一方で、「違法にならない?」「税金の申告は?」といった疑問もつきもの。
この記事では、IB報酬の仕組みから始め方、注意点や稼ぎ方までを初心者向けにわかりやすく解説します。
これからIBとして副業収入を得たい方にとって、第一歩を踏み出すための実践的なガイドになれば幸いです。
IBパートナー制度とは?アフィリエイトとの違いを解説

IBの意味と役割
IB(Introducing Broker)とは、海外FX業者とトレーダーをつなぐ仲介役のことを指します。
IBは、FX業者と提携し、自分の紹介リンク経由で口座開設や取引をしてもらうことで報酬を得る仕組みです。
なぜこのような制度があるかというと、業者が新規ユーザーを効率よく集めたいからです。広告よりも信頼できる個人からの紹介の方が、コンバージョン率が高いことも多いため、IB制度が広く活用されています。
たとえば、自身のブログやSNSでFX初心者に向けた情報を発信し、その中で自分の紹介リンクを使って業者を案内することで報酬を得るといった形です。
このように、IBはただの広告代理ではなく、ユーザーの取引を通じて継続的に報酬が得られる仕組みになっています。
IBパートナーと国内アフィリエイトの違いとは?
IBパートナーは「取引ベースの継続報酬」、国内アフィリエイトは「一時的な成果報酬」が中心という違いがあります。
アフィリエイトでは、リンクがクリックされたり、登録や購入が完了した時点で報酬が発生するのが一般的です。一方、IB制度では、紹介したユーザーが取引を継続することで、その都度報酬が発生します。
たとえば、1人のユーザーが月に10ロット取引をすれば、それに応じて数千円〜数万円の報酬が毎月継続的に発生します。
このように、IB制度は“紹介して終わり”ではなく、長期的に収益が見込める仕組みが大きな特徴です。
IB報酬の特徴とメリット
IB報酬の最大の特徴は、仕組みを作れば自動的に報酬が入り続ける点です。
一度紹介リンクからユーザーが口座を開設し、その後に継続して取引をしてくれれば、自分が何もしなくても報酬が発生し続けます。
たとえば、自分のブログでFXのノウハウや実績を紹介し、その中に業者の紹介リンクを設置したとします。読者がそこから取引を始めれば、それ以降は自動的に報酬が発生します。
このように、時間を切り売りする働き方とは違い、IB報酬は仕組みで稼ぐことができる収益モデルです。
IB報酬が発生する仕組みとは?
トラッキングURLと報酬発生の流れ
IB報酬は、専用の紹介リンクを通じてユーザーが口座開設し、取引を始めることで発生します。
IBパートナーには「トラッキングURL」と呼ばれる専用リンクが発行され、そこから登録・取引したユーザーの行動が記録される仕組みです。
たとえば、自分のブログやSNSにこのリンクを貼り、そこからユーザーがFX業者に登録して取引を行うと、その内容がIBに紐づき、取引ごとに報酬が計上されます。
このように、トラッキングURLはIB報酬を得るためのスタート地点であり、どのユーザーがどのIB経由かを正確に判定するための重要な仕組みです。
取引ベースの継続報酬の仕組み
IB報酬は、ユーザーが取引をするたびに発生する継続報酬型です。
多くのFX業者では、取引ごとのスプレッドの一部がIBパートナーにリベートとして支払われます。つまり、ユーザーが取引を継続していれば、毎月自動的に報酬が発生する形になります。
たとえば、1ロットあたり300円の報酬設定がされていた場合、ユーザーが月に10ロット取引すれば、IBには3,000円の報酬が入ります。複数のユーザーがいれば、その分収益も積み重なっていきます。
このように、IB報酬は一時的な成果報酬ではなく、ユーザーとの長期的な関係が報酬に直結する仕組みとなっています。
IB報酬の種類|リベート・CPA・2ティアの違い
リベート報酬とは?
リベート報酬とは、紹介したユーザーの取引量に応じて支払われる報酬のことです。最も一般的なIB報酬の形で、ユーザーが取引を継続する限り、毎回報酬が発生するのが特徴です。
たとえば、スプレッドの一部がIBに還元される仕組みで、ユーザーが多くのロットを取引すればするほど報酬額も増えます。
リベート報酬は「ストック型」の収入を作りたい人にとって、非常に魅力的な報酬体系といえるでしょう。
CPA報酬とは?
CPA報酬(Cost Per Acquisition)は、ユーザーが特定の条件を満たした際に一括で支払われる成果報酬です。たとえば、初回入金完了や一定の取引量に達した時点で報酬が確定する形式です。
報酬額が高めに設定されていることが多く、1件あたり1〜5万円のように固定報酬が発生するのが一般的です。ただし、継続性はなく「その1回限り」の報酬である点には注意が必要です。
短期で収益を狙いたい人や、大量の集客ができる人に向いています。
2ティア報酬(サブアフィリエイト)の特徴と利点
2ティア報酬とは、自分が紹介したIBパートナーが得た成果の一部を、自分も報酬として受け取れる仕組みです。
たとえば、あなたがAさんをIBとして紹介し、Aさんがトレーダーを集客してリベート報酬を得ている場合、その一部があなたにも還元されます。
この仕組みを活用すれば、他のIBを育成・支援することで自分の収益源を広げることが可能になります。
2ティア報酬は「仕組み化」「組織化」で収益を伸ばしたい人に向いた制度です。

IBパートナーの始め方|登録から開始までの手順

登録方法と申請の流れ
IBパートナーになるには、まず提携したいFX業者のIBプログラムに申し込みます。業者の公式サイトにアクセスし、「IBパートナー募集」や「アフィリエイト」などの専用ページから申請フォームに進みます。
申請はオンラインで完結する場合がほとんどで、数分で完了できる手軽さが魅力です。
必要な情報は氏名・メールアドレス・連絡先・ウェブサイトURLなど。本人確認書類の提出を求められるケースもあります。
多くの海外FX業者は、公式サイト内に「IB登録」や「パートナープログラム」の専用ページを設けています。
そこから申し込みフォームへ進むことで、登録の第一ステップが始まります。
申し込みフォームでは、以下のような基本的な個人情報の入力が求められます。
- 氏名(英語表記)
- 居住国・住所
- 電話番号・メールアドレス
- ウェブサイトやSNSのURL(任意の場合あり)
- パスワード
- 任意で会社名や紹介予定のターゲット層を入力する場合もある。
報を送信すると、業者側で審査が行われます。
審査の有無や所要時間は業者によって異なり、以下のように分類されます。
- 即日自動承認(数分〜数時間):フォーム送信だけで完了
- 手動審査あり(1〜3営業日):本人確認やサイト確認を含む
事前に業者の審査方針を確認しておくと安心です。
審査に通過すると、専用のIBリンク(トラッキングリンク)が管理画面に表示されます。
紹介リンクの種類(口座タイプ別、国別など)やバナー素材が提供される場合もあるため、IB管理画面は必ずチェックしましょう。
リンクをブログやSNS、LINEなどに貼ることで、紹介経由のユーザーが口座開設・取引を行った際に報酬が発生します。
口座開設が必要な業者と不要な業者
IBパートナーになるために、自分自身がFX業者の口座を開設する必要があるかどうかは、業者によって異なります。
たとえば、A社ではIB申請だけでOKですが、B社ではIB専用口座や取引用口座の開設が必須とされていることもあります。
この違いは、報酬の管理方法や振込先口座の設定に関係しています。IB口座とトレード口座を分ける業者もあれば、ひとつのアカウントで両方を兼ねている業者もあります。
自分が開設しないと報酬が反映されない、というケースもあるため、事前に各社の条件をよく確認しておくことが大切です。
また、口座開設が必要な業者では、初回入金や本人確認手続きも必要になる場合があるので、開設手順や必要書類のチェックも忘れずに行いましょう。
審査の有無と通過のポイント
IB申請には審査がある業者と、申請すれば即日承認される業者があります。
審査がある場合、特にチェックされるのは「集客方法」「SNSやブログの運用状況」「運営者情報の信頼性」などです。
たとえば、X(旧Twitter)で定期的にFXに関する情報を発信しているアカウントや、一定のPV数があるブログを運営している場合は、信頼性が高く評価されやすくなります。
事前にブログを立ち上げておく、SNSを運用している、一定の発信歴があるなどの実績があると審査に通過しやすくなります。
また、他社でIB実績がある場合や、過去の運用事例を提出できる場合は、さらに評価されるポイントとなります。逆に、「集客経路が不明瞭」「過去にトラブルのあるアカウント」などは審査落ちのリスクになるため注意が必要です。
IBをビジネスとして長期的に取り組むつもりがあるなら、審査のある業者を選ぶことで、より安定した提携が可能になります。
IB報酬で稼ぐ導線の作り方【SNS・ブログ・コミュニティ活用】
SNSでの集客(X/Instagram)
SNSはIB報酬を得るための最も手軽で効果的な導線です。中でもX(旧Twitter)やInstagramは、個人の信頼感を築きながら情報発信ができるため、FX関連の情報収集をしているユーザーに自然な形でリーチできます。
SNSの最大の強みは、広告費ゼロでも集客ができる点です。
たとえば、トレード結果のスクリーンショットや、簡単なテクニック紹介、初心者向けの用語解説などを定期的に発信することで、徐々にフォロワーが増え、投稿への反応も上がっていきます。
その中で「使っている業者はここです」と紹介リンクを貼ることで、無理のない自然な導線が作られます。
ハッシュタグ活用、投稿タイミング、プロフィール固定リンクなどを駆使して、リンククリック率を最大化する工夫が求められます。
ブログ・SEOでの集客の基本
ブログはストック型の集客チャネルとして非常に優秀です。検索経由で記事にたどり着いた読者は、悩みや疑問を持っている状態であるため、リンクをクリックしてもらいやすい特徴があります。
IBで成果を出している人の多くは、ロングテールキーワード(例:「海外FX ランキング」「XM スプレッド」など)を狙って記事を量産しています。
ブログでは「共感→信頼→行動」までを記事の中で完結できるのが強みです。
たとえば、以下のような記事構成が効果的です:
- 問題提起(読者の悩み)
- 解決策(自分の体験)
- 使用しているFX業者の紹介
- 登録方法の流れ
- よくある質問(不安解消)
CTA(Call To Action)として「こちらから口座開設できます」などの一文とリンクを記事末に自然に入れると効果的です。
LINEやサロンでのクローズド戦略
クローズドな場で信頼関係を構築してから紹介するのも、成約率の高い導線です。代表的なのがLINE公式アカウントやDiscord、Slack、オンラインサロンといったクローズドコミュニティです。
こうした場では「ただのリンク紹介」ではなく、信頼関係がベースになっているため、アクション率が非常に高いのが特徴です。
たとえば、
- 限定ノウハウ配信
- 有料級の無料レポート配布
- シグナル配信や勉強会の開催
といった“価値提供型”のアプローチを行い、その中で自然に業者紹介を行うスタイルが有効です。
導線設計としては、
- SNS→LINE誘導→情報提供
- サロン内で使用業者の紹介→登録リンク案内
といった流れが王道です。
質の高いクローズド運用は少数でも成約率が高く、安定収益につながる手法です。
IB報酬の注意点|違反・アカウント停止(BAN)のリスク
よくある違反とBAN事例
IB制度は便利で魅力的な仕組みですが、規約違反をするとアカウントの一発停止(BAN)や報酬没収といった厳しいペナルティを受けることがあります。
特に注意すべきよくある違反例は以下のとおりです:
- SNSで虚偽の実績を掲載する(例:「10万円が3日で100万円に」など)
- 禁止されている集客手法(Google広告、出会い系アプリなど)
- 複数アカウントや自己アフィリエイト行為(自分で口座開設)
- 他者の名義を使った登録(代理登録)
「報酬目的だけで嘘をつく」「誤解を招く表現を使う」といった行為は非常にリスクが高いため、やめましょう。
実際に、SNS上での過剰な煽り表現が原因で、IB権利を永久停止された事例も報告されています。
規約違反を避けるための対策
BANを避けるためには、まず提携する業者のIB規約・利用条件をしっかり読むことが重要です。
多くの業者では「禁止事項」「表現ガイドライン」「広告ポリシー」などがPDFや専用ページで明示されています。内容をきちんと確認し、それに従った集客活動を行うことで、リスクを未然に防ぐことができます。
特に注意したいのが「稼げることを保証する表現」や「リスクを伏せた誘導」です。これらはほぼすべての業者で禁止されており、軽い気持ちで投稿しても処分対象になる可能性があります。
また、紹介時には自分が実際に使っていることを伝えたり、リスクについても併記することで、信頼性も高まり、長期的な集客にもつながります。
「売るために誇張する」よりも、「正直に伝える」方が結果的にBANリスクも低く、成約率も安定します。
IB報酬と税金|確定申告は必要?副業扱いでも大丈夫?
IB報酬の課税区分と所得の種類
IB報酬で得た収入は、基本的に「雑所得」として扱われます。これは、会社員の給料などの「給与所得」や、店舗経営などの「事業所得」とは異なり、副業収入や一時的な業務報酬に適用されるカテゴリーです。
海外FXのIB報酬は日本国内での所得とみなされるため、一定額を超えると確定申告が必要になります。
たとえば、会社員の副業としてIBを行っている場合、年間の雑所得が20万円を超えると確定申告が必要です(扶養の範囲にも影響するため注意)。専業の場合は、収入額に関係なく申告義務が発生します。
IB報酬が仮想通貨やアフィリエイト報酬と同じように雑所得としてまとめられるため、他の副収入と合算して計算することになります。
経費計上と節税のポイント
IB報酬に関する活動にかかった費用は、必要経費として差し引くことが可能です。たとえば、以下のような費用は経費対象となり得ます:
- ブログ運営にかかるサーバー・ドメイン代
- 広告費やデザイン外注費
- パソコンやスマホなどの機材代(業務利用分)
- 書籍・セミナー代
- カフェ代(業務中の打ち合わせや作業が明確な場合)
「収入 - 経費 = 所得」になるため、経費を正しく計上すれば節税にもつながります。
ただし、プライベート利用との線引きが曖昧なものは全額を経費にするのではなく、使用割合で案分するのが原則です。
副業会社員が申告すべきラインとは?
会社員として働いている方がIB報酬を得た場合、年間の雑所得が20万円を超えると確定申告の義務が発生します。
この20万円というラインは「副業の雑所得が対象」であり、複数の収入源がある場合にはすべてを合算して判断されます。
また、住民税に関しては「金額に関わらず申告が必要」という自治体もあるため、安全策としては収入が発生した時点で確定申告の準備をしておく方が確実です。
会社に副業がバレたくない場合には、住民税の納付方法を「普通徴収」に変更することで、勤務先に通知がいかないようにする方法もあります(自治体によって対応は異なります)。
副業としてIBを行う場合でも、税務処理を適切に行うことでリスクなく安定した運用が可能になります。
IBパートナー制度は違法なのか?法的リスクと注意点
違法にならないために注意すべきこと
海外FXのIBパートナー制度は、仕組み自体が違法というわけではありません。しかし、運用方法によっては金融商品取引法に抵触する恐れがあるため、非常に注意が必要なグレーゾーンのビジネスです。
特に日本国内に住んでいる人が、無登録の海外業者を日本語で紹介・勧誘した場合、金融庁から「無登録営業のほう助」と判断されるリスクがあります。SNSでの過剰な勧誘や、EAのプレゼント付き口座開設なども違法とされる可能性があります。
また、投資助言業の登録がないまま「この銘柄を買えば勝てる」といった売買指示をしたり、有料サロンで具体的な取引指導を行うと、法律違反と見なされることがあります。
違法リスクが高い具体的な行為
以下のような行為は、違法と見なされる可能性があります。
- 日本在住者に対して、口座開設を直接的に勧誘する
- 「必ず勝てる」と誤解を招く表現を使う
- 投資助言を行う(個別の売買指示など)
- 取引補填やリベートの還元を行う
一方で、ブログやサイトに海外FX業者の情報を掲載し、ユーザーが自身の判断で口座開設する形であれば、違法とまでは言えないケースが多いとされています。
2025年時点では、金融庁は海外FXのIBやアフィリエイトを明確に違法とはしていません。ただし、規制強化の動きもあるため、今後の法改正やガイドラインの更新を常にチェックしておくことが重要です。
個人でのIBは難しいのか
IB報酬は、紹介したユーザーが継続して取引することで初めて報酬が発生する「継続型の報酬モデル」です。しかし、継続的な利用を促すにはサポートや助言が必要になり、その行為が違法リスクと紙一重のため、個人で安全に運営するのは難しいのが現実です。
「できるだけ安全にIBをやりたい」という場合は、勧誘的な発言を避け、情報提供型のアフィリエイト(例:記事内で紹介リンクを設置)にとどめておくのが無難です。
まとめ|IBパートナー制度の仕組みを理解し、収益化の第一歩を踏み出そう
IBパートナー制度は、正しく理解して活用すれば大きな可能性を秘めた収益モデルです。しかしその一方で、法的リスクや禁止事項に十分注意しなければ、思わぬトラブルに巻き込まれる危険もあります。
この記事では、IBの基本的な仕組みから、報酬の種類、収益化の導線、注意すべき違反行為、税金、そして違法リスクに至るまで網羅的に解説してきました。
あらためて、以下の3点を意識することが安全なIB運営のカギになります:
- 勧誘と情報提供の違いを理解し、誤解を招く表現を避けること
- 継続報酬を得るための運用には、リスク管理と戦略が必要であること
- 制度変更や金融庁の方針には常にアンテナを張っておくこと
IB制度を安全に活用するには、「知識」と「準備」が何より重要です。
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